現場論

f:id:sounnsa:20171203193652j:image

 

この本も良書でした。

 

学んだことは3点

 

①現場力を高める取り組みを徹底させるには、戦略的必然性を現場が理解することが重要

標準化やカイゼンは、現場にとっての短期的利益と相反することがある。

だからこそ、「これをやらないと駄目だよね」と現場が納得する必然性を作ることが重要。

出来れば、現場が納得するような言葉に落とし込むことが重要。

ある給食サービスの会社では、良い給食を作る為に、「自分の親に食べてもらうと思って調理しよう」とスローガンを掲げたそうだ。

 

②取り組みを継続するためには、早期に分かりやすい成功指標を作って成功させる

実行を徹底出来る段階になると、継続する段階になってくる。

この時に分かりやすい成功指標を作って、成功させると継続しやすくなる。

ここはチクセントミハイの内発的動機付けっぽい感じ。

継続的に頑張るには、外発的な動機でなく、内発的動機が重要。

これは個人でも、組織でも変わらないようだ。

 

③取り組みを継続する能力と、今の取り組みをより良くする能力は全く別。より良くする能力の向上には、時間がかかる。

継続する能力が身に付くと、より良くする能力がすぐ身に付くと思いがちだが、この2つは全く異なる。

トヨタでさえ、QCサークルを始めた当初は、提案件数は少なかったらしい。

一人当たりの提案件数の推移だが、

1年目は6.8件

2年目は9.1件

10年目でようやく、40件を超えた。

 

より良くする段階で求められるのは忍耐なのだろう。

最初は提案数もアイデアの質も良くないことが多い。

ただここでダメ出しをすると、現場が育たない。

提案数を多くする事だけが目的になるか、良いアイデアを出さなければいけないという不健全なプレッシャーを与える。

 

 

 

強い会社になるためには、長い時間をかけて、止まる事なく歩む必要があるのですね。